概略

ベルン州はスイス連邦に26ある州の一つで、人口でみると2番目に大きな州です。ドイツ語圏とフランス語圏の架け橋となっているのが、ベルン州の特徴です。

基本情報

ベルン州の人口は100万人を超え、人口の16パーセントが外国籍保有者です。面積約6千平方キロメートルの州内は346の地方自治体(Gemeinden|Communes)に分かれています。州都はベルン市、公用語はドイツ語フランス語。バイリンガルであることは特殊で、非常に重要視されています。

歴史

ベルン州は800年以上の歴史があります。ベルン市は1191年に設立、その後、急速に拡大していきました。1798年、フランス革命軍の侵攻により、旧ベルンは滅亡しました。1831年には民主主義が台頭しはじめ、新憲法によってはじめて統一された法律ができました。1848年、ベルンがスイスの首都に選定。1979年、ベルン州を離脱した3つの行政区からジュラ州が誕生しました。

風習と伝統

ベルン州には、地域や自治体ごとに異なる文化や風習があります。歴史的に裏付けられた多様性により、州「共通」の風習は存在しません。
エメンタール地方では、シーランド地方とは異なるお祭りがあり、ベルナーオーバーランド地方では、ベルナージュラ地方やミッテルラント地方とは異なる習慣が培われています。
どの地方にもそれぞれの特徴があります。ベルン州には現在まで継承されている伝統文化に関するリストと、専用の検索エンジンがあります。