仕事を探す

スイスでは、ほとんどの職種において、職業訓練修了証書、学位や資格、就職後のスキルアップが重要です。スイス国外で取得した学位および資格は受け付けられないこともあります。もう一つ重要なのが、これまで働いてきた雇用者からの勤務証書です。いずれにせよドイツ語またはフランス語のスキルは必須です。ベルン州はバイリンガルなので、ドイツ語、フランス語、両方のスキルを求められることもあります。

求職情報は新聞や各種インターネットポータルサイトに掲載されます。無料で検索用のサブスクリプションを作成することができるサイトもたくさんあります。また、民間の職業紹介所もあります。スイスでは、公式な求人発表がなくても、直接、電話で会社に求人の有無を問い合わせることも珍しくありません。公的な機関である地域就職支援センター（RAV | ORP）でも、自由に使えるパソコンや、新聞が揃えられ、スタッフが相談に応じるなど、求職活動のサポートをしています。就職活動をしていることをできるだけ多くの人に伝えましょう。個人的な繋がりから仕事がみつかることも少なくありません。

求人には、通常、まず書類で応募します。応募の際には、少なくとも履歴書と志望動機を記したカバーレター、可能ならば、修了証書や資格・学位証明書、これまでの雇用者による勤務証書のコピーも添付します。カバーレターでは、なぜその仕事に興味があるのか、なぜ自分がその仕事に適しているのかを説明します。書類審査に通ると、個人面接 (Vorstellungsgespräch | Entretien d'embauche) がおこなわれます。充分な準備をして面接に臨むことが大切です。無料で求人応募のサポートをする機関もあります。

この相談サービスはスイスでの教育と仕事に関するもので、家族の呼び寄せまたは雇用契約によりスイスに入国し、もう学校に通っておらず、滞在許可証B、C、またはLを取得している人が対象です。なお、面談には通訳が同席します。登録はインテグレーション窓口（Ansprechstellen Integration | antennes d'intégration）を通じてのみ行えます。